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224着→83着に減らした私の経験から教える「洋服の減らし方【完全版】」

洋服の減らし方【完全版】
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「洋服 減らす方法」「洋服 減らすコツ」などのワードで検索している方、多いのではないでしょうか。

私もそうでした。

「一軍だけ残せって言うけど、全部好きなんだよなぁ…」
「いつか着るかもしれないし…」

そう思って、なかなか減らせないのがリアルですよね。

でも、当時の私は苦労しながらも、ようやく手持ちの服を減らすことができました。

この記事では、私自身の過去の経験をもとに「洋服を減らすステップ」を具体的に解説していきます。

目次

洋服の減らし方〜4つのステップ

実際に私が洋服を減らした時の経験も交えながら、順を追って減らす方法をご紹介します。

①収納から洋服を全部出す

持っている洋服を全て収納から出します。

出した洋服を「春と秋・夏・冬」の季節ごとに分類しましょう。

春と秋の服を一緒にしている理由は、気温が似ていて着るアイテムが共通しているからです。

もし春物と秋物を分けて管理している場合は、無理に一緒にせず、それぞれ「春用」「秋用」として分類しましょう。

②捨てる洋服をピックアップ

まずは、いちばん手放しやすい服から整理していきましょう。

ここでは、明らかに「もう着られない」「着る予定がない」と判断できる洋服を処分します。

処分の目安

  • 毛玉がたくさんある
  • 洗濯やクリーニングでも落ちそうにない、古いシミや汚れがある
  • 全体的に色あせている(経年による退色)
  • 穴あきや破れがあり、修繕してまで着たいとは思えないもの
  • 生地が全体的にヨレていて、着用が難しい状態

たとえ直せば着られる状態でも、「どうしても残したい」と思えない洋服であれば、思い切って手放すのがポイント。

処分方法の例

  • 可燃ゴミとして出す(※お住まいの自治体のゴミ出しルールを確認してください)
  • 自治体のリサイクル拠点に持ち込む
  • 綿素材の服は小さくカットして、掃除に使える「ウエス(雑巾代わりの布)」として再利用する

大量の可燃ゴミを一度に出すと、回収車に積みきれないことがあります。大量の洋服をまとめて処分する場合は、お住まいの地域のクリーンセンター(ごみ焼却施設)へ車で持ち込むのがおすすめです。ただし、持ち込みにはごみ処理手数料がかかる場合があるので、事前に料金や受付方法を確認しておくと安心です。

③リサイクルに出すものをピックアップ

捨てるほどではないけれど、もう着ることはなさそうな洋服を仕分けます。

パッと見て判断がつかない場合は、実際に試着して確認してみましょう。

このフェーズは少し決断力が求められますが、ここで「手放すかどうかを判断する練習」をしておくと、そのあとの仕分け作業がぐっと楽になります。

仕分けの基本は「今、着たいと思えるかどうか」。

ただ、それだけでは判断がつかないことも多いので、さまざまな視点から見直してみましょう。

チェックしておきたいポイントは、以下の11項目です。

  1. サイズが合わなくなっている
  2. 着心地に違和感がある
  3. 鏡で合わせたときにしっくりこない
  4. 着ると体型が気になってしまう
  5. 着ている自分にどこか恥ずかしさを感じる
  6. デザインが明らかに古いと感じる
  7. 好みが変わってしまい、今はもう気に入っていない
  8. 色が今の自分には合わないと感じる
  9. 「高かったから」といった理由だけで置いてある
  10. 「もったいないから」と、未練だけで残している
  11. 着るたびに嫌な思い出がよみがえる

この11の視点をもとに、洋服ひとつひとつと向き合いながら、仕分けを進めていきましょう。

次は、それぞれのポイントについてもう少し詳しく見ていきます。

③-1.サイズが合わなくなった

体型の変化で着られなくなった服、つい「痩せたら着よう」と取っておきがちですが、今着られないものは潔く手放すのが鉄則です。

洋服を減らしたいなら「今、着られるか」が基準。

未来の自分に期待して、クローゼットを圧迫するのはやめましょう。


③-2.着心地に違和感がある

買った当初は気にならなかった素材やデザインが、年齢や好みの変化で「ちょっと着づらい」と感じること、ありませんか?

ストレッチが効いていないタイトなデザインなど、少しでも着ていてストレスを感じるなら、それはもう出番がない服。

クローゼットのスペースがもったいないので、手放しましょう。


③-3.鏡に映したときにしっくりこない

特にトップスで、「なんだか顔映りが悪い」「全体的に冴えない」など、鏡の前でピンとこない服は、あなたを引き立てていない証拠。

そんな服は、見た目の印象まで下げてしまいます。

自分の魅力を隠してしまう服には、感謝してさよならを。


③-4.スタイルが悪く見える

太って見えたり、二の腕が強調されたり…気になる部分を強調してしまう洋服は、気分も沈みがち。
「なりたい自分」に近づける服でなければ、残す意味はありません。
自信を削ってしまう服とは、迷わずお別れを。


③-5.着ているとなんだか恥ずかしい

「好き」と「似合う」は別物です。

好きで買ったけど、着て出かけるのはちょっと恥ずかしい…。そんな「キャラ違い」の洋服、ありませんか?

無理して着る必要はありません。

「飾っておきたいくらい好き」なら、あえてディスプレイするのもアリですが、着ないのに持ち続けるのはスペースがもったいない。

自分の感性とズレている服は「波長が合っていない」と思って、手放すのが◎。


③-6.明らかに時代遅れなデザイン

流行は巡るとはいえ、戻ってくる頃にはちょっとずつアップデートされているもの。

昔流行ったままのローライズデニムやピタッとしたニットなど、「今の気分じゃない」と思ったら、それはもう出番なし。

「今着たい服」にスペースを譲って、手放しましょう。


③-7.好みが変わってしまった

昔は気に入っていたけれど、今はもうピンとこない服。

当時付き合っていた人や職場に合わせて選んだ服が、今の自分に合わないのは自然なこと。

もう着ない服は、どれだけ高価でもスペースの無駄。今の自分の気分を大切に。


③-8.色が好きじゃない

「この色、実はあんまり好きじゃない…」そんな服をわざわざ選んで着ることって、まずないですよね。

「仕方なく着る」くらいなら、自分が心から好きな色の服に買い替えた方が、気分も上がるし、コーデも楽しくなります。

好きじゃない色の服は、お互いのためにもサヨナラしましょう。


③-9.「高かったから」手放せない

「高かったから…」というだけで残している服、ありませんか?

それ、実は「損したくない」という心理の表れです。

でも、着ない服を保管してスペースを取っている時点で、すでに損しているかも…。

高くても着ない服は手放した方が得。

売れそうなものなら、リサイクルショップやメルカリなどを活用しましょう。


③-10.「もったいないから」手放せない

「まだ着られるし、もったいない」という理由だけで残している洋服。

実際に着ていなければ、それは「あってもなくても同じ」存在です。

手放す勇気を持つと、気持ちもスペースも軽くなります。


③-11.嫌な記憶を思い出す

その服を見ると、元カレや嫌な職場を思い出してしまう…。

そんな服は思い出とセットになっていて、身につけるたびに心がざわつきます。

メンタルに良くないので、どんなに高価でも思い切って手放すのが◎。

誰かに譲るより、処分して「断ち切る」のがオススメです。

④残す服を選ぶ(ここからが本番)

洋服を減らす過程で最も難しいのが、この段階です。

捨てたり手放した後に残った服の中から、「本当に必要な服」を厳選していく作業が待っています。

ここでは、最も決断力が求められると同時に、自分自身と向き合う時間が必要になります。

この段階で重要なのは、必要な服を絞り込む中で「自分のスタイルを見つける(自分らしいスタイルを明確にする)」ことです。

自分のスタイルを明確にすることで、それに合う洋服だけを残すことができます。

自分のスタイルを見つけるためのヒントを3つご紹介します。

④-1.手持ちの服でお気に入りのコーディネートを見つける

自分のスタイルを見つけるヒントは、実は手持ちの洋服の中にあります。

まずは、手元に残った洋服を組み合わせてコーディネートを試してみましょう。この作業が、自分のスタイルを発見するための最も重要なステップとなります。

センスに自信がない場合は、オシャレな友達に協力をお願いするのもおすすめです。自分では思いつかなかったようなコーディネートを提案してくれるはず。

トップスやボトムの色を変えてみたり、さまざまな組み合わせを試してみましょう。

実際に着て、全身がうつる鏡の前でチェックしてみてください。「素敵!」とか「イケてる!」と思えるなら、その洋服たちは残すべきアイテムです。

気分が上がるコーディネートを自分の定番スタイルにしましょう。

「洋服を制服化する」とよく言われますが、これはまさに似たようなプロセスです。

もし1日で終わらなければ、数日かかっても構いません。この過程をじっくりやることが、自分のスタイルを見つける近道になります。

自分のスタイルが確立すれば、

  • 必要な服とそうでない服が分かるようになる
  • 流行に振り回されない
  • 無駄な出費が減る
  • 無駄な服を増やさなくなる

この作業は時間がかかるかもしれませんが、確実にオシャレ度が上がり、センスが良くなります。

コーディネートのアイデアが浮かばない時は、インスタグラムやGoogleの画像検索が便利。「全身黒 コーデ」や「デニム シャツ コーデ」など、自分の手持ちの服で検索をかけてみましょう。私も時々、インスタや画像検索で見つけたコーディネートを参考にしています。

④-2.3色に絞ってみる

もし体力、精神力と時間の余裕があれば、洋服を3色に絞ってみましょう。

オシャレな人たちの着こなしを参考にしていると、オシャレだなと思う人のコーディネートは色数を抑えた組み合わせが多いことに気付きます。

実は、色数を減らすとオシャレに見えるのは、間違いではないんです。

インテリアでも、

  • ベースカラー(コーディネートの土台となる、最も面積の広い基本の色)
  • アソートカラー(ベースカラーを引き立て、全体のテーマや個性を加える色)
  • アクセントカラー(最も面積は小さいが、最も目立つポイントとなる色)

という3色を組み合わせることで、センスの良い空間が作れるのと同じように、洋服でも3色に絞ることで、簡単にオシャレ度をアップできます。

例えばトップス、ボトム、羽織物を白、黒、青の基本色で揃えると、組み合わせる色は最大でも3色。

これだけで色が散らかることなく、シンプルで洗練された印象になります。

さらに、1色のみのワントーンコーデや2色でツートーンコーデに挑戦すれば、シンプルでありながらオシャレ感が増します。

全身黒で白やシルバーのスニーカーを合わせるだけで、一気にクールに決まります。

もし5色好きな色があれば、そのうち使い回しやすい3色をメインに選び、残りの2色はアクセントとして活用します。

スカーフやアクセサリー、バッグなど面積の小さい部分でアクセントとして取り入れることで、コーディネートにメリハリが出ます。

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手持ちの洋服を3色に絞ることで、組み合わせに迷うことが少なくなり、毎日の洋服選びが楽になります。

お気に入りの3色から外れた服は、コーディネートのアクセントに使えるなら残し、そうでないなら手放しましょう。

④-3.どんな服にも合わないものは手放す

服を組み合わせているプロセスで、何に合わせてもピンとこないアイテムが出てくることがあります。

時には、それがとてもお気に入りの服だったりもします。

どんなにお気に入りの洋服でも、どんな服にも合わないものは結局使わないままになってしまいます。

少し厳しいようですが、孤立したアイテムは持っていても意味がありません。

メルカリで売ったり、リサイクルショップに持ち込むなど、他の誰かに使ってもらえる形で処分するのが一番です。

手持ちの洋服でベストコーデが少ししか組めない時は

「これだ!」と思えるコーディネートが少ないのは、使われていない服が多い証拠です。

活かしきれない服をそのまま残しておいても、結局は着る機会がなく、スペースの無駄になってしまいます。

たとえ着たとしても、自分が冴えない気分になるだけなので、思い切って手放しましょう。

「服が少なくなるのは不安…」と思うかもしれませんが、普段着るのは本当に限られた服だけではありませんか?

だから、着ない服を減らしても問題はありません。

むしろ、ベストコーデを中心に新しい服を揃えた方が、コーディネートの幅も広がり、ワードローブの使い勝手が良くなります。

ベストコーデを組むと、同時に「羽織ものが足りない」など、不足しているアイテムが見えてきます。

GUやアメリカンホリックなどのプチプラブランドで足りないアイテムを加えると、無理なく理想的なコーディネートを維持できますよ。

バリエーションは不要!オシャレは洋服の枚数じゃ決まらない

毎日同じ服装をするのが恥ずかしいと思いますか?

実は、全くそんなことはありません。

同じ服装をしている理由が自分の気分を上げるものであれば、それがまさに自分のスタイルです。

スティーブ・ジョブズも、いつも黒のトップスにジーンズというシンプルなスタイルを貫きました。彼の場合、好きだったからというより、洋服選びに時間をかけたくなかったからこその選択でした。

これって洋服だけでなく、人生そのものに対しても、何を大切にして何を優先するか、どんな生き方をしたいかがしっかりと決まっていた証拠だと思います。

洋服はその人の生き方を反映します。

もし自分が好きなら、同じ服装を繰り返しても全く恥じることはありません。むしろ、自分のスタイルを持つことに誇りを持つべきです。

バリエーションは、自分が気に入ったスタイルの中で楽しめばOK。

例えば、シャツとテーパードパンツが好きなら、シャツの柄や色を変えてみる。ボトムスの色を変えるのも一つの方法です。

アクセサリーやスカーフで少し変化を加えることもできます。

決めたスタイルの中で、自分なりの変化を楽しむことが大切です。

服の枚数に囚われず、自分に合った適量を見つける

洋服の整理に関する情報を調べていると、「30着に減らした」「全シーズンの洋服が20着」といったミニマリストの話や、「フランス人は洋服を10着しか持たない」という本のタイトルを目にします。

これらの数字を目標にするなとは言いませんが、私は枚数にこだわりすぎる必要はないと思います。

洋服の適正量は、ライフスタイルや価値観、年齢、職業など、人それぞれ異なります。

部屋の収納スペースの違いや、個々の生活スタイルによっても必要な服の量は変わります。

「30着まで減らしました」という人がいても、それに無理に合わせる必要はありません。

「私も30着にするぞ!」と目標にすると、逆にストレスを感じることもあるので、自分に合った適正量を見つけることが大切です。

減らした結果が80着でも、何も気にする必要はありません。

洋服を減らした私が今思うこと

私はミニマリストではないので、持っている服は多少多めだと思います。

洋服の色は大好きな青、黒系統、白系統をメインに。

サブカラーには、イエロー、濃いピンク、赤をスカーフやアクセサリー、ベルトで取り入れています。

赤いローファーもお気に入りで、よく履いています。

世間では「ワンシーズン着なかったら処分」という言葉もよく聞きますが、私は2シーズン着ていないコートをまだ処分していません。

暖冬が続いて出番がなかっただけで、気に入っているコートだからです。

「似たものがあれば一つに絞る」とも言われますが、私はホワイトデニムを3本持っています。

白のパンツが好きだからです。

「好きな物への愛」や「ちょっとした無駄」という余白が生活に潤いを与えると思います。

無駄と思えることでも、誰かにとっては無駄ではないから、私は「似たものがあれば一つに絞るべき」とか「ワンシーズン着なかったら処分」といったアドバイスは万人に当てはまらないと感じています。

とはいえ、洋服を減らしたことで、いくつかの変化がありました。

  • 衣替えが楽になった
  • 服が収納から溢れて困ることがなくなった
  • 無計画に同じような服ばかり買わなくなった
  • お金の無駄遣いが減った

そして、いつも同じようなコーディネートをしていても「オシャレだね」と言ってもらえるのは、服を減らして自分のスタイルを持ったからこそ得られた成果だと思っています。

まとめ

洋服を減らすための4つのステップと、必要な洋服を絞り込んでいく方法についてご紹介しました。

ステップはシンプルでも、一つ一つの作業は非常に大きなものです。

実際に私が洋服を減らしたときも、無計画に洋服を買いすぎていたことを痛感しました。

私は若い頃、高いものから安いものまで、たくさんの洋服を買ってきました。

思い返すと、無駄遣いしていたなと悔しくなることもあります。

でも、多くの失敗を重ねた結果、ようやく自分のスタイルにたどり着けたと感じています。

もし今、たくさんの洋服を抱えて減らせずに悩んでいるなら、自分を責めないでください。

今回紹介した方法で洋服を減らすことで、オシャレのセンスが磨かれ、クローゼットもスッキリと片付きますよ。

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この記事を書いた人

「大人らしさの中に、ほんの少しの遊び心を。」
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